Threads（スレッズ）について
新たに登場したソーシャルメディア「スレッズ」はTwitterに似たシンプルなSNSで、より多くの文字数（500文字）と写真（10枚）を投稿できるよう設計されています。インスタグラムのアカウントと連携し、情報も引き継げる一方、現時点ではDMやハッシュタグ機能は提供していません。その特徴は「インスタと連動した、文字数と写真がリッチなTwitter風のSNS」とまとめられます。
InstagramのIDを使用
新しいソーシャルメディア「スレッズ」は、InstagramのIDを使用して利用でき、Facebookから見ると孫サービスとなります。このID連携により、シンプルかつ統合度の高いユーザー体験を提供しています。一般的に、多くのサービスでは広く使われているID（Google、Microsoft、Yahoo、LINEなど）での登録を許可しており、スタートアップでもこの手法が重要となってきています。ただし、複数のID対応は操作が複雑になりユーザー体験が低下する可能性があるため、シンプルさと対応ID数は戦略上の重要な判断ポイントです。
狙い
メタ社が新たなソーシャルネットワーキングサービス「Threads」をリリースし、混乱が続くTwitterのショートSNS市場に挑戦しています。Twitterの仕様変更や文字数・写真数制限に不満を持つユーザーを取り込むことを狙っており、Instagramの影響力を利用して短文市場を攻略しようとしています。特に、Instagramが若者を中心に多くのファンを持っていることから、新しい市場開拓のチャンスとなっています。
始め方
ThreadsはInstagramのIDを使用して、AndroidとiOSのデバイスで利用可能な新しいソーシャルネットワーキングアプリです。プロフィールはInstagramのものを使用することが可能で、プライバシー設定ではプロフィールを公開または非公開に設定できます。ユーザーは最大500文字の全角テキストと10枚の画像を投稿でき、プロフィールには1つのリンクを貼ることができます。しかし、ハッシュタグは使用できず、投稿の検索は不可能で、アカウントの切り替えは行えません。現時点ではPCからのアクセスは不可能で、リツイートの代わりに「再投稿」が可能です。ThreadsはInstagramやFacebookのような雰囲気で、Twitterよりも平和なユーザー体験を提供しそうです。
まとめ
新たなSNS「Threads」は、「文字数と写真が少しリッチなインスタと連動したTwitterっぽいSNS」と表現され、シンプルさとビジュアルの美しさを特徴としています。ユーザー数は増加傾向にあり、今後1年間でどれだけアクティブユーザーを増やせるかが成功の鍵となるでしょう。無料でインスタグラムのIDを併用できるため、まずはアカウントを作成し試すことが推奨されています。また、ITリテラシーが高いユーザーが初期のサービスを利用しやすく、初期段階では目立ちやすいため、サービスの進化を見守るのも楽しみの一つとされています。
